O脚を改善する歩き方を意識する

O脚の人は、骨盤のゆがみが原因で歩き方にも癖が出たり、逆に癖のある歩き方をしたためにO脚になってしまいます。自分の歩いている姿を見たときに重心のバランスが悪いため左右に揺れるように歩いていたり、内股歩き・がに股歩きで膝の反りかえしによって足首が安定せず足がもつれてしまう、靴底の減り方が偏っているなどの特徴があります。キャットウォークと呼ばれるモデル歩きも美しいとされていますが、一般の方が日常生活で行うと骨盤や膝に大きな負担がかかります。歩く姿に不自然さを感じたら、姿勢を伸ばして正しく歩く意識付けを習慣にすると改善できます。背筋をまっすぐ伸ばして、肩をまっすぐに前に進めるイメージを持ち、目線の位置は下を向かず正面、足裏でしっかり地面を捉え地面を蹴って歩きます。歩き方を改善するだけで自信が出てきて精神的な活力アップの効果もあります。またO脚の人は立ち姿、座った姿にも特徴があります。座りながら無意識に足を組んでしまう方、立ち止まっているときには壁に寄りかかったり片足に重心をかけてしまう方に多く見られます。長い年月の習慣が骨盤のゆがみを作り上げてしまった原因ですので、長い目で生活習慣を改善することが必要となります。

O脚は歩き方次第で決まる後天性症状

O脚とはかかととつま先をくっつけた状態でまっすぐに立ったときに、くるぶし、ふくらはぎ、膝、太もものいずれもくっつかない左右の足の間に隙間ができてしまう状態をいいます。特に膝の向きが重要で、膝を揃えたときに膝頭が内側か外側を向いてしまう場合はO脚の中でも改善が難しいケースが多く、自己治療は控え整骨院などでの治療が必要です。日本人には非常に多い足の悩みですが、そのほとんどは後天性で、生まれながらの先天性の可能性は低いとされています。たとえば横すわり、ぺちゃんこ座り、内股歩き、高いヒール、片足に重心を置く立ち方、成長期の過度な運動など、日常の何気ない行動や歩き方、座り方で発祥させてしまいます。間接の本来曲がらない方向に何度も力をかけ続けると、徐々に間接がゆがみ、更に続けることでどんどん悪化します。O脚を治すには歩き方を見直すことが一番の治療法です。逆に歩き方一つで悪化させてしまうとも言えます。普段あまり歩く動作を意識することはありませんが、改善したい方は歩く動作を意識してみることが大切です。つま先を真正面にかかとから下ろすように前に出します。背筋はしっかりと伸ばし適切な歩幅をキープすることです。